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メタボリックシンドローム
平成20年4月から政府は「生活習慣病に着目した健康診断と保健指導の義務化」を制度として取り上げることになりました。
40歳以上の健康診断でおなか回り、ウエスト測定が義務づけられました。皮下脂肪型の肥満ではなく、内臓のまわりに脂肪がたまる内蔵型肥満はウエスト周りの測定で判断します。男性で85cm以上、女性で90cm以上です。
内臓の周りに脂肪が多くたまる内蔵型肥満は糖尿病、高血圧、高脂血症(現在は脂質代謝異常症)高尿酸血症などの生活習慣病を合併し動脈硬化を起こしやすくなります。
ひいては心筋梗塞、脳血管障害を引き起こします。この2つで日本人の死因1位のがん死に同じになります。お腹のでっぱったリンゴ型肥満=内臓型肥満(出っ張ったお腹は丁度、リンゴのように真なか、)の方は注意が必要です。
生活習慣病が起こる前提に内臓肥満型のタイプが多い。この関係を総合的に捉え考えようというのがメタボリックシンドローム(内臓肥満症候群)の考えです。
これまで脂肪は飢餓のときエネルギー源となる、また皮下や内臓での脂肪は体を衝撃から守るクッションの役割を果たすと考えられていました。所が脂肪組織は」、様々な生理活性成分を供給する人体最大の内分泌臓器(ホルモンを分泌する臓器)と考えられるようになりました。「アディポサイトカイン」といい、コレステロールと同じように善玉と悪玉といった種類に分けられます。アディポネクチンはいわゆる善玉アディポサイトカインでインスリンの働きを活性化し、動脈硬化を防ぎます。正常な肥満していない小型の脂肪細胞から分泌され、悪玉アディポサイトカインは殆ど分泌されません。
逆に肥満し肥大化した脂肪細胞から悪玉アディポサイトカインが分泌されます。
メタボリックシンドロームはこの悪玉アディポサイトカインのせいで、この悪玉を分泌するのが内臓脂肪型肥満というわけです。
では善玉、悪玉アディポサイトカインにはどんなものがあり、どのように働いているのでしょうか?

○ 善玉アディポサイトカイン:動脈硬化抑制作用

レプチン・・肥満の見張り役

食事からとった脂肪の量を脳の満腹中枢に伝え、食欲を抑え、同時に交感神経を刺激しエネルギー代謝を活発にし、肥満にならないようにしています。

アディポネクチン・・・痛んだ血管の壁を修復し動脈硬化をふせぎます。インスリン抵抗性を改善(2型糖尿病の人はインスリンに対する感受性が低下インスリンの効き目が悪くなり、糖を組織に取り込みにくくなり、血液中の糖=血糖が高くなります。インスリンの感受性を良くする)

○ 悪玉アディポサイトカイン

PAI-1(パイ1)
P=プラスノーゲン、A=アクチベータ、I=インヒビター

血液中で血小板(血液を固める働き)と結びついて出血箇所を治します。
但し、過剰な分泌は血栓(血の塊)を作りやすくし、脳梗塞や心筋梗塞の原因となります。

TNF-F(腫瘍壊死因子)

大型の脂肪細胞から分泌され、インスリンの働きを悪くさせ、インスリン抵抗性を引き起こします。高血糖になる。2型糖尿病傾向の人はますます症状が悪くなります。善玉アディポサイトカイン、アディポネクチンと逆の働きをします。

アンジオテンシノーゲン

血管を収縮させて、血圧を上昇させます。

内臓型脂肪はこれらの悪玉アディポサイトカインを分泌することで、血糖値や血圧を高く、動脈を痛めていきます。太りすぎは健康にイエローカード。
レッドカードになる前に予防しましょう。


| 川田泰山 | 20:18 | comments(30) | trackbacks(0) | pookmark |